「AIBA認定貿易アドバイザー」
貿易及び国際投資の頼れるアドバイザー
貿易関連資格の有名どころといえば、現状では国家資格である通関士と、前ページでご紹介した貿易実務検定の2つであると言っても過言ではありませんが、ちょっと視点を変えてみると「AIBA認定貿易アドバイザー」もまた、貿易に関わる資格のひとつとして重要であることがお分かり頂けるのではないかと思います。
「AIBA認定貿易アドバイザー」といっても、あまりピンとこない方は多いのではないでしょうか?
この資格は、一般社団法人貿易アドバイザー協会(AIBA)が主催する民間資格で、文字通り、貿易業に就きたい向けというよりはアドバイザーとしての立場から習得しておきたい専門知識が主に出題されています。
もっとも、受験資格に「原則3年以上の貿易実務経験を有する方」と掲げられている以上は、すでに一定以上の知識を有する実務家向けであると言えましょう。
第一回目は2008年11月と、貿易業界においては比較的新しい資格であることがうかがえます。
出題範囲は貿易実務、貿易英語、そして国際マーケティングに分かれており、広く貿易及び国際投資に関する知識を問うものです。
この試験に合格された方はさらに二次試験(小論文、要略歴書添付)に進むことになっており、合格へのハードルはかなり高そうです。
すでに貿易業に携わってきた方で、次なるステップアップを目指す場合に取得しておきたい「AIBA認定貿易アドバイザー」。貿易実務検定、通関士と取得し、数年の実務を積んだ後にぜひ、目標にしたいライセンスであると言えますね。